今話題の禁煙外来とは?その1

いざ禁煙を自分でするとなると、うまく続かない・・・

以前はタバコと口臭の関係について取り上げましたが、「いざ禁煙を自分でするとなると、うまく続かない・・・」このような方は多いのではないでしょうか?

今回は、近年様々な医療機関で開設されている、話題の「禁煙外来」について取材を行いました。

禁煙外来ではどのような治療を行うのか?など、気になる質問をぶつけたいと思います!

滋賀県のごとう歯科医院

取材協力:ごとう歯科医院 院長 後藤諦先生

お話をお聞きしたのはEBACのクリニックであり、禁煙外来を開設されている、滋賀県のごとう歯科医院 後藤院長先生。

先生ご本人は喫煙されないそうですが、禁煙外来を開始されたきっかけは、「ニコチンガムがOTC化(※)されて、薬局から一般販売されるニュースを聞いたことと、同時期に京都禁煙推進研究会からの禁煙指導者講習会の参加案内を頂き参加したこと。
この講習会を受け、それまでのタバコに関する認識が全く変わりました。」とのこと。

後藤先生、禁煙外来について詳しく教えてください!

※OTC化: 主に医師が処方する医療用医薬品から、薬局・ドラッグストアなどで販売されるOTC(一般用)医薬品となること。

インタビュー

Q.禁煙外来とはどのような治療をするのですか?

タバコとは何かというところから、カウンセリングを主体に行います。あらかじめ、タバコ依存度テストを実施し、その結果から処方を考えています。
タバコは麻薬と同じであり、離脱症状(禁断症状)がありますので、身体的依存に加えて心理的依存にどう対処していくかが要です。高橋裕子先生の小冊子を活用しています。

⇒ 高橋裕子先生についてはこちら

禁煙外来の進め方

● 様々な資料を用いた充分なカウンセリング
● ニコチンガム・パッチ、その他患者様に適した処方

Q.治療に必要な期間はどれくらいですか?

口臭外来もカウンセリングを重視して行いますので、禁煙外来の治療と似ています。3回ぐらいの感じです。
パッチやガムの止め時は患者さん自らの判断に任せています。「好きなだけいつまででも使ってください」と話しています。

口臭外来も禁煙外来もカウンセリング重視

「ほんだ式口臭治療」は、患者様へのカウンセリングを非常に重視しています。
その理由は、口臭は食生活をはじめとする生活習慣に大きく影響されるからです。禁煙外来も、喫煙者本人の生活習慣の見直しや家族の協力が必要不可欠。医師と患者が1対1で話し合い、少しずつ改善していくことが大切なのですね。

Q.これまでの患者様の中で印象に残るエピソードを教えてください。

通院しているおじいさんの方に小さな子どもさんの口の写真をみせて禁煙について説明したところ、次回来院の際にうれしそうに報告してくれた実例が印象に残っています。
また、最近では、口臭外来の方で、歯のホワイトニングをきっかけに喫煙を止められた方があります。

編集後記

前から気になっていた禁煙外来でしたが、信頼できる先生とマンツーマンで禁煙を進めていけば、喫煙者の方もスムーズに禁煙できそうな印象を持ちました。
次回も後藤先生へのインタビューは続きます。お楽しみに!

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