あなたはハミガキは何のために行いますか?一般に、よくハミガキは、「1日3回、食後3分以内に3分以上」という「3・3・3磨き」が励行されています。しかし、この磨き方に果たして効果はあるのでしょうか?この度Dr.HONDA口臭ページでは、緊急でDr.HONDAのハミガキアンケートを実施し、アンケートは各年代の121名の方々に回答していただきました。
アンケート結果から、みなさんのハミガキの実態と、その方法が医学的に効果的かどうかということが見えてきます!


 

2回と回答する人が圧倒的。お昼は忙しいためか、朝と夜の2回という人が多いようです。



次はハミガキのタイミング。Dr.HONDAによると、寝る前と朝起きてすぐがハミガキのベストタイミング。アンケート結果では、寝る前に続いて朝食後が多くなっています。回答者の中には、「おやつを食べるときも含め、毎食後ハミガキをする」という人も。ハミガキは食後に必ずしないといけないのでしょうか?

歯ブラシは歯垢(虫歯菌や歯周病菌の塊)を取る道具であって食べかすを取り除くものではありません。したがって、一番効果的な使用時期は、歯垢が一番たくさん存在している起床直後に使用するのがベストタイミングです。

 

歯垢と食べかす・汚れがほぼ同じ!「TVで見たから歯垢だと思う」という答えがちらほらありました。
TVの効果は大きいようです。
ハブラシの本来の役割は一体何なのでしょうか?Dr.HONDAに聞いてみましょう!

食べかすと歯垢は違います。菌の塊である歯垢は、ちょうど納豆の粘りのような状態で、歯の周囲の溝に存在しています。粘り気のある歯垢は、うがいしても指でこすっても取り除けないために、ブラシ(歯ブラシ)が必要になります。

 

食べかす・汚れからプラーク(歯垢)ができると答えた人が非常に多く見られました。また、「わからない」と回答した人は2位。TVや雑誌などでよく聞く言葉ですが、本当は何かわからない人が多いようです。プラーク(歯垢)とは、何からできているのでしょうか?また、どのようなものなのでしょうか?

歯垢はプラークとも呼ばれて、食べかすではなくて虫歯菌や歯周菌の塊で、ちょうど納豆の粘々した糸のような状態です。納豆の糸を引く粘々は納豆菌のプラーク(菌の塊)です。

 

就寝中、寝起きと答えた人がほとんど。
これはみなさんイメージしやすいようです。
「食後」と答えた人の中には、「食後15分後」というように
食後にハミガキをすぐにしないと歯垢が発生するという意見もありました。
歯垢は食後すぐには発生するのでしょうか?

口の中の細菌は、殺菌作用を持っている唾液分泌が最も低い就寝中に、その数を増やし続けていきます。
したがって、寝起きすぐの口の中に含まれる菌数は一番多く、唾液1CCに含まれる細菌数は、糞便1グラムに含まれる菌数の数十倍あります。また、菌が集合してできた歯垢(プラーク)歯の周囲の溝にぎっしりと潜んでいます。

 

歯と歯の間と答えた人が圧倒的。同じ歯でも、奥歯に限定した回答も意外に多く寄せられました。
食後の口の中では、どの部分が汚れやすいのでしょうか?
また、食後はどの部分に最も意識してケアをするべきでしょうか?

食後の食べかすは、微粒子となって約90パーセントが舌の表面に残っています。食後の唾液が少なかったり、唾液の緩衝作用(中和作用)が低い場合は、食後の舌の上に残った食べかすは分解され口の中は酸性になります。そうすると、活動していなかった虫歯菌などが活発に活動するようになり歯垢を作り出すので、食後は歯磨きすることよりも、口の中の酸性化をいかにして防ぐか、つまり、舌の上の食べかすをいかにして処理するかが大事です。そして、口の中のpHを早く安定化させることが虫歯予防につながるし、食後の口臭を防ぐこつになります。

 

使ったことがない人は、名前を聞いてもピンとこない様子でした。
使ったことがある人と、ない人の差が大きい商品のようです。
30代〜40代の人では半分以上の人が「ある」と答える結果になりました。

 

食べかす・汚れと、歯垢の回答がほぼ同じ割合に。
歯間ブラシは何を取るべきものなのでしょうか?

歯間ブラシは歯の隙間と歯の隣接面に付着した歯垢を取り除くものであって、食べかすを取り除く道具ではありません。食べかすをとろうとして無理に歯間に歯間ブラシを挿入すると、かえって歯肉に傷をつけたりする危険性があります。また、歯周病が進行している人の場合は、歯間ブラシを使用することで、歯肉に傷をつけて新たな炎症を引きこす可能性があるので、使用に当たっては事前に歯科医院などで適切な歯間ブラシを選択してもらうようにしましょう。

 

食後と回答した人が一番多い結果に。
前の質問で「食べかす」と回答した人が「食後」に使うと答えているだけでなく、
「歯垢」と回答した人も同じく食後と回答している人が目立ちました。
歯垢がいつできるのかをまず理解して、そのタイミングに合わせて使用することが重要では?

 

歯間ブラシよりもデンタルフロス(糸ようじ)の方が馴染みがあるようです。
デンタルフロスでは使ったことがある人のほうが過半数を超えました。

 

食べかす・汚れと答えた人が多い結果に。
デンタルフロスの役割は一体何なのでしょうか?

デンタルフロスは、歯の間にたまった歯垢や歯の周囲に付着した歯垢を取り除くものであって食べかすを取り除くものではありません。もしも食べかすがあると、食べかすを押し込んだり、歯茎を傷つける恐れがあるので、食後には使用しないようにしてください。(食後すぐは歯垢もありませんから)また、通常は歯と歯の間には適切な隙間があります、フロスはその隙間に通るように設計されていますが、日本人の場合は歯並びが悪くて歯と歯が完全にくっついている人が多いです。フロスを通すときに抵抗を感じる場合は使わないようにしてください。無理して使用すると歯と歯の隙間を広げる結果になったり、歯に側方から力を加えて歯を移動させたりぐらつかせる要因になります。

 

食後と答えた人が1位。
つまようじで取れないものをフロスで取るという意見も多くありました。

 

日本人に身近な存在のつまようじ。
ところが、若い女性では「使ったことがない」「めったに使わない」という答えが多くありました。
人前で使うのはちょっと恥ずかしいようです。

 

これは圧倒的に食べかすを取るためということが分かります。

歯の間に詰まった食べかすを取り除く唯一の専用道具は、爪楊枝で、これはほとんどの人が理解できているようです。食後すぐに行うことが望ましいですが、人前では目立たなく行うのがエチケットです。 使用に際しては歯茎を傷つけないようにしてください。日本では、おなじみのカクテルピックが一般的ですが、欧米ではナイフ形の三角爪楊枝が一般的で、三角爪楊枝は、食べかす除去だけでなく歯茎のマッサージも可能な優れものです。

 

ほとんどの人が食後と回答。これは誰もが納得です。

 

毎日使っているハブラシですが、本当の役割を知らないまま何気なく使っていませんでしたか?
せっかく行うハミガキですから、最大限にハブラシの効果が出るような使い方を心がけていきましょう。
また、必要以上にハミガキを行って、だ液の効果を取り除かないことも大切。これからは、歯磨き習慣を考え直しませんか?


1、ハミガキは歯垢を取るのが目的。起きてすぐと夜寝る前の2回で十分。

2、食後はつまようじで食べかすを取る程度でOK,後は水とガムで口内の 環境を整えよう。 

3、歯間ブラシやデンタルフロスは食後ではなく、起きてすぐか夜寝る前の1日1回でOK。